社会貢献活動の取り組み
活動概要
50円倶楽部は2011年7月に発足した組織で、フォレストグループで働く任意の社員で構成されています。会員は毎月の給与から任意の口数(1口50円)を積立て、1年間で集まった資金は、フォレストグループ社員の気持ちとして社会貢献に使われます。支援先は、社内投票などにより社員の意見が反映される方法で決定します。私たちらしい支援先に、なるべく直接的な形で気持ちをお届けしたいと考えています。
一人ひとりではささやかな金額でも、多くの社員が継続的に参加することによって、グループ全体でまとまった活動資金になり、社会のために大きく役立てることができます。また、フォレストグループはこの活動に賛同し、マッチングギフトとして同額を上乗せすることで寄付の支援・増強を行います。
活動実績
- 支援先
- 11施設
- 支援金(総額)
- 20,824,135円(2022年度寄付分まで)
2022年度募金分の活動報告
特定非営利活動法人 らしく様は宮崎県都城市にて、「子どもの学習支援」「みやこのじょうこども宅食」「フードバンクみやこのじょう」などの活動を行う団体です。今回、らしく様の「事務所の環境整備を支援してもらいたい」との要望を受け、ポータブル電源・ノートPC・カゴ台車・宅配ボックス等、多岐にわたる商品を寄贈しました。50円倶楽部は今後も、らしく様の活動を継続支援し、地域の方々の支援のサポートを行っていきます。
活動実績
2021年度
NPO法人 心音 サランセンター
所在地:鹿児島県大島郡(沖永良部島)
沖永良部島は鹿児島から550km、沖縄から60kmほど離れた場所にあり、綺麗な海と青空に恵まれた観光地で12,000人ほどの方が暮らしています。日々のストレスから逃れてリラックスするには最適の場所のようなイメージですが、離島であるという立地上、経済規模は小さく、貧困で苦しむ子どもたちは少なくないそうです。
娯楽施設等が少ない沖永良部島で、NPO法人心音様は家庭や学校に居場所のない子どもたちの拠り所として、不登校の児童・生徒を受け入れたり、両親ともに障害を持っている家庭の家事を代行するなど、困難な状況にある子どもたちを支える活動を続けています。
こうした活動に取り組んでいる心音様は、今後、島内の貧困世帯向けにフードバンク事業を始めたいという構想を持たれていました。
そこで今回、50円倶楽部から、食料品の保存に必要な空調設備を備えたコンテナを贈呈しました。
贈呈する品を決定した後、心音様の希望する条件に合致する質の良いコンテナが中古市場に出てくるのを約3ヶ月待ち続け、ようやく20フィート(約6メートル)のコンテナを福島県で手配でき、2022年11月16日に沖永良部島へ到着しました。
心音様からは、「こうした離島の施設を評価して下さりありがとうございます。フォレストグループ様から寄付をいただけたことは、当施設に対する島の住民の評価向上にも繫がることと思います。コンテナには50円倶楽部のステッカーを大きなサイズで貼って感謝の気持ちを忘れずに今後も取り組みを続けていきたいと思います」とのお言葉をいただきました。
NPO法人心音HP : https://kokoronesan.com/
2020年度
認定NPO法人 フードバンク北九州ライフアゲイン
所在地:福岡県北九州市
今回、フードバンク北九州ライフアゲイン様にはパワーゲート付きトラックを贈呈いたしました。
同施設には各企業や団体から大量の寄贈品(食品)が集まり、その食品は各家庭や施設などの配布先ごとにコンテナに詰めているそうです。
これまで、コンテナをカゴ台車に積んだまま載せられるようなトラックを所有していなかった為、コンテナを1台ずつ配送車に積んでいました。
寄贈したパワーゲート付きトラックではそれが可能になり、体力的負担の軽減に繋がるとのことです。
また、今年度の贈呈式は、オミクロン株の感染拡大による影響を懸念し、中止といたしました。
贈呈式は開催できませんでしたが、同NPO法人事務局長より「皆様にお会いして感謝の気持ちをお伝えしたい思いでいっぱいです。どうぞよろしくお伝えください。」とのお言葉をいただきました。
【フードバンク北九州ライフアゲインの紹介】
「すべての子どもたちが大切」とされる社会の実現を目指し、「生まれ育った環境のために、満たされる食事ができない、十分な教育が受けられない、寂しい思いをしている子どもたちを北九州市からゼロにする」ことを使命として掲げています。
・SDGsに対する関心の高まりやフードバンクの認知度向上などにより寄贈が増加したようです。
また、コロナ禍により、学校給食協会からの寄贈(休校などで学校給食が停止したため)、旅行業者からのお土産の寄贈などもありました。
フードバンク北九州ライフアゲインHP: https://fbkitaq.net/
2019年度
特定非営利活動法人 おおいた子ども支援ネット
所在地:大分県大分市
2020年9月18日(金)、特定非営利活動法人おおいた子ども支援ネット様が運営する児童発達支援センター「かおるおか」にて、50円倶楽部2019年度の支援品贈呈式を行いました。
おおいた子ども支援ネット様は、「すべてのこどもたちに明るい未来を!」をモットーに、福祉・教育・医療・行政・地域・司法と連携を取りながら活動しています。
今回、車両を寄贈した「かおるおか」では、発達支援が必要な生後6ヵ月~6歳までの未就学児を対象に、日常生活における基本的な動作の指導、集団生活への適応訓練等を行っています。
その他にも、放課後等デイサービスや自立援助ホーム、青少年総合相談所の運営も行うなど、将来こどもたちが夢や希望を抱けるような自立支援活動に取り組んでいます。
贈呈式では、施設長より「会員の皆様の、温かい気持ちのこもった支援品をありがとうございます。施設を利用する子ども達の送迎車として、大切に使わせていただきます。」とのお言葉をいただきました。
会員の皆さん、ありがとうございました!
■御礼状より抜粋
お 礼
このたびは、送迎用の車両をご寄贈いただき、心から感謝申し上げます。
ご寄贈いただきました車両は、日々「こどもセンターかおるおか」に通園するこどもたちやご家族の送迎に早速大活躍してくれています。
こどもたちは、「フォレストバス」と呼んでくれるようになり、「50」と書かれた数字やマークを描写してくれるようになりました。
皆様方が日々積み重ねていただいた善意を思いながら、今後も大切に使用させていただきます。
今後も法人一同みなさまのご理解・ご厚情に感謝を忘れず、より豊かな福祉サービスの提供に向けて、努力してまいります。
「すべての子どもたちに明るい未来を!」
おおいた子ども支援ネットHP: https://oita-kodomosien777.net/
2018年度
認定NPO法人 とりで
所在地:山口県岩国市
2019年8月27日(火)、特例認定NPO法人とりで様の施設『放課後等デイサービスのどか』を訪問し、50円倶楽部2018年度の支援品を贈呈しました。
とりで様は、山口県岩国市を拠点に『地域で子育てを支えたい』『子どもの貧困をなくしたい』という想いで、居場所のない子ども達の生活支援や就労支援を行う自立援助ホームの運営、また子どもの貧困対策として、朝食や夕食を提供するこども食堂や学習支援、社会的養護に関する事業など、さまざまな社会貢献活動に取り組まれています。
とりで理事長より「地域での活動が認められ大変感謝しています。今後も地道に頑張っていきます。」とのお言葉をいただきました。
会員の皆さん、ありがとうございました!
とりでHP: https://www.toride2016.com/
2017年度
公益財団法人 がんの子どもを守る会
所在地:東京台東区
2018年12月17日(月)、公益財団法人がんの子どもを守る会本部を訪問し、50円倶楽部からの寄付金を贈呈致しました。
同財団事務局長のお話しでは、日本では年間2,000人の子どもたちが新たに小児がんと診断されており、1968年の設立以来、がんの子どもを守る会では、小児がんの患児・家族の会として、がんの子どもと家族を支える様々な活動を一貫して行っているそうです。
(礼状より抜粋)
がんの子どもを守る会へご支援を賜り誠にありがとうございます。
お預かりしました寄付金は、財団の活動を通して、小児がんと闘っている患児や、その家族のために有効に使わせていただきます。
1968年の設立以来、皆様からのあたたかいご支援により、小児がんに対する治療研究への助成事業、ソーシャルワーカーによる相談事業、家族の経済的負担を軽減する療養助成や小児病棟への慰問などの支援事業、遠隔地から治療に来ている家族が安心して宿泊できる宿泊施設の運営、小児がんの知識の普及・啓発事業など、多岐にわたる課題に対し総合的なサポート事業を続けております。
近年、小児がんの治癒率が向上してきたとはいうものの、多くの子どもたちとその家族はまだ様々な問題を抱えているのが実情です。
がんの子どもを守る会は、小児がんの子どもたちとその家族のためにより充実した活動を続けてまいります。
がんの子どもを守る会HP: https://www.ccaj-found.or.jp/
2016年度
ファミリーハウス がじゅまるの家
所在地:沖縄県島尻郡
2017年12月19日(火)、NPO法人こども医療支援わらびの会が受託運営するファミリーハウス「がじゅまるの家」にて、50円倶楽部の支援品受渡式を行いました。
同NPO法人理事長からは、「10周年の節目にこのような素晴らしい贈り物をありがとうございます」と感謝の言葉をいただくとともに、沖縄県の高度小児医療の発展と、離島や遠方に住む病気や障害のある子どもと家族ための環境整備に奔走した10年間を丁寧にご説明いただきました。
がじゅまるの家では、老朽化や故障等により家具や備品の扱いに苦慮していたとのことで、スタッフの方々も50円倶楽部からの支援品に大変感激されていました。
利用者の皆さまが、快適で心身共に安らいでいただけることを願っています!
ファミリーハウス がじゅまるの家 http://gajyumarunoie.com/
離島や遠方(県外)から治療や入院する病児とその家族が心身ともに安らぐことができるわが家同様の滞在施設で、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターのすぐ近くにあります。
施設建物は、沖縄電力グループ百添会が10周年記念事業として建物を県へ寄贈し、その運営を(財)沖縄県保険医療福祉事業団よりNPO法人わらびの会が受託し、2008年6月より「がじゅまるの家」として運営しています。
参考: NPO法人こども医療支援わらびの会 http://warabinokai.org/
2015年度
認定特定非営利活動法人 わたしと僕の夢
所在地:福岡県久留米市
2016年11月29日(火)、NPO法人わたしと僕の夢の教室にて、子どもたち約20名が見守るなか平成27年度分の50円倶楽部寄付金の贈呈式が行われました。
当初は、学用品や感性を育てるための各種アクティビティ費用などへ充当する予定でしたが、塾に通うための交通費や食費にも事欠く子どもたちの厳しい環境などをも勘案し、今回の「夢基金」創設となりました。
現在作成中の夢基金活用計画では、特進クラスの創設や現在1人1食100円で賄っている食費を300円程度に増額することなどが計画されているそうです。
NPO法人 わたしと僕の夢
『子供たちが未来を切り開く力をつける』を理念に掲げ、母子家庭や生活保護家庭の中学生を対象に無料で学習の場や食事の提供を行うなど、子どもたちの居場所づくりと教育による貧困の連鎖の防止に取り組んでいる。
高校に進学し将来の選択肢を増やすこと、家庭に恵まれなくても素晴らしい友達や仲間・大人と出会い、人を信じることで自分を高め将来を切り開く力をつけることを目標に活動している。
わたしと僕の夢HP: http://www.watashitobokunoyume.org/
2014年度
ふくおかハウス(ドナルド・マクドナルド・ハウス)
所在地:福岡県福岡市
フォレストグループ50円倶楽部の2014年支援活動(2013年度分)として、建設募金への寄付と施設備品の寄贈を行ないました『ふくおかハウス』がこのほど竣工し、3月27日(金)、これまで同ハウスの設立のために尽力してきた個人・企業など関係者200数十名を招いた感謝の会が催され、晴れの日を祝いました。
ふくおかハウスは、福岡市立こども病院に入院するお子さんに付き添うご家族のために、同こども病院の敷地内に建てられた公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの運営する国内10号目で九州初となる施設で、5月1日(金)より1人1泊1,000円で受け入れを開始しました。
財団によれば、九州内外から訪れるご家族が快適に過ごせるよう職員2名と地域ボランティア(100名以上が登録・活動)が滞在生活をサポートし、安心してお子さんの付き添いに専念できる環境を提供していくとのことです。
50円倶楽部事務局では、高度小児医療を必要とする子どもたちとご家族のために活動する『ふくおかハウス』に今後とも注目し、私たちらしいご支援が継続できるよう努めてまいります。
ふくおかハウスHP: https://www.dmhcj.or.jp/jp-house/1585/
2013年度
ふくおかハウス(ドナルド・マクドナルド・ハウス)
所在地:福岡県福岡市
2014年9月19日(金)、福岡市役所において、フォレストグループ50円倶楽部募金による「ふくおかハウス」への支援品と寄付金の贈呈式が行われました。
今回支援したふくおかハウスは、本年11月開院の福岡市立こども病院の敷地内に併設される施設で、善意の寄付とボランティアの支援により民間のチャリティ団体により運営されています。
こども病院が国内有数の実績をあげている先天性心臓病をはじめとする高度治療のために、九州一円・中国地方から入院するお子さんに付き添うご家族の、長期滞在による身体的・精神的・経済的な負担軽減を目的とされています。
また、病気のお子さん自身も、家族が近くにいることで大きな安心を得られることと思います。
50円倶楽部からの支援が、療養環境改善への活用と病気のお子さん及びそのご家族のお役に立てることを願っています。
ふくおかハウスHP: https://www.dmhcj.or.jp/jp-house/1585/
2012年度
熊本県阿蘇市立阿蘇中学校、一の宮中学校、内牧小学校および阿蘇市の小中学校(代表して阿蘇市教育委員会へ)
所在地:熊本県阿蘇市
2013年9月2日(月)、九州北部災害によって被災された阿蘇市立 阿蘇中学校、一の宮中学校、内牧小学校および阿蘇市の小中学校を代表して阿蘇市教育委員会へ50円倶楽部からの支援品をお届けしました。
2012年7月12日に阿蘇市を襲った豪雨災害から1年が経ち、生徒さんの表情は明るくてホッとしましたが、大雨が降ると怯える生徒さんのカウンセリングが現在も行なわれているそうです。
また、外輪山のいたるところで発生した土砂崩壊の復旧活動も行なわれています。
災害の記憶が消えることはないとは思いますが、本当の意味での復興が訪れて欲しいと心から感じました。
今回、楽器を贈呈した阿蘇中学校・一の宮中学校の吹奏楽部のレベルは高く、地区大会でも常に好成績をあげているそうで、市民の皆さんの前で演奏することも多いそうです。
50円倶楽部から贈られた楽器を使って、阿蘇の皆さんを勇気づけ、癒す音楽が届けられることを願っています。
2011年度
宮城県山元町立山下中学校(吹奏楽部)
所在地:宮城県亘理郡
7月24日(火)に50円倶楽部の支援先である宮城県山元町立山下中学校吹奏楽部を訪問してきました。
山下中学校は福島原発による立入禁止区域まで車で1時間ほどの距離に位置しています。
震災による津波の被害だけでなく、現在も放射能への不安を抱えながら生活されています。
吹奏学部は3年生7名、2年生13名、1年生14名で構成されています。
贈呈品である楽器は7月21日(土)の吹奏楽部コンクール 地区大会で早速使用され、見事『金賞』を獲得されたとのことです。
訪問した時には、8月3日(金)にある宮城県大会にむけて練習にも元気いっぱいに取り組まれていました。
ご対応いただいた吹奏楽部顧問の先生からは「遠くからの心温まるご支援に心から感謝申し上げます」とのお言葉を頂戴しました。
生徒達の笑顔を見ると、50円倶楽部のスローガンである「フォレストグループ4000人の気持ちを伝えたい!」という想いが十分に伝わったものと思いました。
これからも贈呈した楽器で聴いてくれる人たちの心に響く音色を奏でてくれると思います。